スーパーで売っているコーヒーのオリジナルブレンドとは?
スーパーやドラッグストアなど、いわゆるコーヒーの専門店でない量販店に行くと、メーカーによる大量生産の粉コーヒーが並んでいます。
その中でもパッケージを見ると、オリジナル、モカ、キリマンジャロの3パターンで展開していることが少なくありません。
今回は、その中でもオリジナルブレンドについてフォーカスしていきます。
メーカーによって千差万別のオリジナルブレンド
各メーカーが必ずといっていいほど出しているのがオリジナルです。
これは、各メーカーの粉コーヒーの顔ともいえる銘柄であり、それぞれ予算内で産地や豆にこだわりを見せているケースもあります。
そんなオリジナルブレンドで目にするのは次の4産地です。
・ブラジル
・ベトナム
・コロンビア
・エルサルバドル
これらについてそれぞれの産地の特徴を紹介します。
オリジナルブレンドで使われている産地の特徴を紹介
先ほど触れた4つの産地について紹介していきましょう。
まず、ブラジルは世界で一番コーヒー豆を生産している国です。
そのため、一概に特徴をまとめることはできませんが、強いて言えばバランスの良さが挙げられます。
癖がなくあっさりとした後味が魅力で、苦みや酸味も適度なため、コーヒーに慣れていない方でも気軽に楽しめる産地です。
ただ、メーカーによって焙煎方法を変えたり、ブラジルでも産地を絞ることで異なった顔になることも少なくありません。
ベトナムは渋みと苦みが強めで、そもそも他の産地とは違った銘柄の豆を使用しています。
その銘柄は、ロブスタ種と呼ばれており、病気に強く大量生産に向いているのが特徴です。
そのため、安価に手に入ることからオリジナルブレンドで採用されることも多く、メーカーによってはベトナム豆だけでオリジナルブレンドとして販売しているケースもあります。
コロンビアは、豊かなフルーティーさが魅力の豆です。
それでいてバランスも良いことから、ブラジル豆のバランスをフルーティーさに振った印象があります。
万人受けするコーヒーですが、若干価格が高めになっているので、ブラジルやベトナムの豆とブレンドされています。
エルサルバドルは中米の小国家ですが、コーヒー豆の生産が盛んです。
特徴は、キャラメルのような甘みが中心で苦みが少なく、よく言えば飲みやすい、悪く言えばコーヒーっぽさ(苦みと酸味とコーヒー香)の少ない印象を受けます。
こちらはオリジナルブレンドで採用されることが少ないものの、原産地を見るとまれに記載されています。
まとめ
コーヒー豆は多くの産地で生産されています。
その中でも大量消費されるメーカーの粉コーヒーは味とコストのせめぎあいで、生産量の多い産地や価格の安い産地を用いることが少なくありません。
しかし、パッケージ裏を見ると意外な産地の豆をブレンドしていることもあるので、裏を見てみるのもおすすめです。
それでは皆さん素敵なコーヒーライフを!